平和の鐘

世界人類が平和でありますように

「平和の鐘」は、浜田市港町高尾山に1952年(昭和27年)年8月15日の終戦記念日に浜田市の佐々木饒氏を中心に、遺族の方々が英霊方の供養と世界の恒久平和を切に願い、建立されました。
鐘の一片に「南無釈迦牟尼佛 南無観世音菩薩」という佛名を曹洞宗管長猊下に、そしてもう一片に「南無阿弥陀佛」という名号を浄土真宗法王猊下にそれぞれ御真筆を賜り、いわゆる浄土門(他力本願)と聖道門(自力本願)の両法王猊下の御真筆を同一の鐘に拝する日本唯一の鐘です。そうした「平和の鐘」が近年、高尾山境内地の維持管理が困難となり、浜田市の観音寺様、地久寺様のご支援の下、2015年8月15日に高尾山から移され、同年11月3日 龍雲寺にて移設落慶法要が厳修されました。

時代は、地域社会の発展や国の平和を祈っていただけの時から、国際社会の調和や発展、そして、世界平和を、国や文化、宗教宗派を超えて必然的に共にお祈りさせて頂かなくては、もはや、それぞれの国や民族の平和や幸福が成り立たぬ時代へと変化して参りました。
そこで、この度は「平和の鐘」の音と共に、お一人お一人が、自然に世界の平和を意識し、その祈りの響きが世界各国へと少しでも伝わり浸透しますよう願いを込め「世界平和の塔」を建立させて頂きましました。
アジア圏、西欧、東欧、北欧・ヨーロッパ圏、アメリカ大陸、アフリカ大陸等の主な48ヵ国の言語(24ヵ国語の平和の塔2本)で「世界人類が平和でありますように」という祈りの言葉を記しています。
是非、一人でも多くの方にお参り頂いて、皆様と心を一つにして、「平和の鐘」を力強く響かせ、世界の平和を一緒にお祈りさせて頂き、私達自身の心の力で、平和で明るい新たなる光に満ちた人類社会を実現させることを切に願っております。

世界人類が平和でありますように…合掌

「平和の鐘」を響かせてくださった方々をこちら『平和の祈り』で紹介しております。