十一面観世音菩薩永代供養塔

十一面観世音菩薩

供養搭建立の意義

 

十一面観世音菩薩とは

正面のお顔の上に、十のお顔を持たれた観音様のことです。(化佛相、如来相等も合わせると十三面)

そこには、東・西・南・北・東北・東南・北西・南西の八方に、天地を入れた十方位と

現在・過去・未来の三世、即ち、あらゆる時間と空間に住するわたしたち一切の衆生を

いつでもどこでも大慈悲の慈眼と圓満なる御心を以て、観ておられるということが現わされています。

正面には、わたしたちの存在全てを受け入れ支え、導いてくださる慈悲の菩薩相

その上方には、阿彌陀如来の無限の光と救いをあらわす化佛相

左面の忿怒相では、邪悪な人の心を戒め、右面の白牙上出相では、道に背く人を戒めると共に

清らかな人の心を励まされます。

 後方には悪に陥る弱い心や裏表ある不正直な人の心を笑い飛ばして正道へ導く暴悪大笑面の相

そして、頭頂部には、全ての徳を完全圓満にそなえた釈迦牟尼佛の如来相が現わされています。

 こうした多様な表情を具現化なされて、あらゆる吉凶禍福生滅にいつも捉われて苦しんでいる私達を

その人の祈る心の深さに応じて、楽へと転じ、唯ひたすらに、利害得失を離れた無上の大安心

そのものとなる佛果菩提へと導かれるのが十一面観世音菩薩の誓願です。

また古来より、戦争や飢饉、疫病を封じ、世の中を平安へと導く観音様として

奈良時代から今日迄一二〇〇年以上の歴史の中で、深く信仰され全国各地に建立されてきました。

 そして、この令和元年末より、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界各地で人心が乱れ、世情混乱の続く中、国境を超え、宗教・文化・民族を超えて、龍雲寺にお参りくださる多くの方々と、心を一つにして世界人類の平和、わたしたち一人一人の普遍的な幸福、大安心を祈ると共に、誰の心にも本来等しくそなわる佛心・佛性の深遠なる働きに、わたしたち自身が目覚めいかなる事象、苦楽の生滅にも一切染まることのない「本源の自己」に帰命せんと発心覚悟させて頂ける場所として

また、隣接する「平和の鐘」をいつでも自由に鳴らして「世界平和の祈り」を力強く無盡未来際に

響かせる尊い祈りの場所となりますように、令和二年正月、十一面観世音菩薩の御降臨を切にお祈り申し上げ、永代供養塔建立を発願いたしました。

 そして、この度此処に、神佛の御加護と法縁深き皆様の多大なる御支援により、無事圓満に

この大吉祥なる建立の日を迎えさせて頂くことができました。只只、感謝礼拜申し上げます。

願わくは、一人でも多くの方が、観世音菩薩の大慈悲に導かれ

自ら本源の命の大光明を輝かされますように

世界人類が平和でありますように

十一面観世音菩薩ご真言 隨願即得陀羅尼

オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ

令和三年 二月 吉日

発願者 龍雲寺 四十四世  野原 眞承

 

観音様の御加護のもと、永代供養搭としての役割もあります。

〇 永代供養搭の役割りと永代供養について

※ 近年、過疎地を中心として全国的に、先祖代々から大切に受け継いでこられたお墓と、そこに鎮まる御先祖様方の御霊のご供養を、どう守り後世に引継いでいくかということが、當山檀信徒はじめ、龍雲寺を慕いお参り下さる方々にとっても、深刻で大切な問題となっておりました。引き継ぐ方がおられない場合や、おられても都心部で既に独立なされた等、事情は様々です。そうした中、存続不可能なお墓を墓終いし、御先祖様方のお骨を全て供養塔に納骨し、この先は、先祖代々のお墓に代わり、供養塔を通してお参りし御守護頂くという在り方を希望される方、または、墓地がないので、新たに墓地を作る代わりに供養塔に納骨し、特定の縁者や御先祖様の供養をさせて頂きたいと希望される方々は、この供養塔にて永代供養が可能です。檀家以外で希望なさる方も宗旨宗派を問わず、どなたでも等しく納骨し供養させて頂きます。

永代供養をご希望される方は、お寺まで直接お問合せ下さい。

お問い合わせ・お申込み

お申込み等に関する詳細は、お電話頂くか、下記お問い合わせフォームにてご相談下さい。

電話番号:(0855)32-0960

    ■振込先

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    振替口座記号 01310-4 口座名 龍雲寺
    振替口座番号 91701 記号 15350
    番号 15321491