令和4年2月21日 大分県佐伯市 兄弟子 野路宗照師の自宅にて
弟子達の看取りのもと御遷化なされ、私達弟子達が集まり
大分にて荼毘式を勤めさせて頂きました。
枕元にて、弟子達で師匠を囲んで坐禅させて頂き
感謝の礼拜させて頂く相を見届けて
師匠が笑顔でお応え下さったことは
私にとっては最後の何よりの尊い佛縁を頂きました。
本当に二十三年の間、言葉では表現し得ない深い御法縁を頂きました。
学んだことは、言葉にするのではなく
己の人生と、龍雲寺の在り方を通して実践し現わすことこそが
師匠への報恩になるものと感じております。
私に「小賢しい小さい善人になるな! お前は 散木となれ」
と言われた師匠です。
今も「口先でうまい事は誰でも言える、只只、黙って坐れ」
と龍雲寺に来られ、観ておられます…
「真に必要があれば佛縁の方から迎えに来る
必要もない時に「私が私が」と出るからみな肚が坐らんのだ。
宇宙を支える佛さまのお働きと
その佛様が自然に一番よい時に
いつも結んで下さる佛縁を信じてしっかり坐りなさい!
眞に坐禅が深まると自ずから「本当にそうだ」
と自分で解るようになるから…
嗚呼、ありがたいねぇ❕」
よくそう言って「只管打坐」の尊さ広大さ、深淵さ
そして、普く一切に働く佛縁の不思議さを実践的に御指導頂きました。
改めて師匠の有難さを感じるばかりです。
SNSは唯承と山内衆に任せ、5月末を節目に、暫く閉じさせて頂きます。
今日まで拙い投稿にお付き合い頂き、本当に有難うございました。
師匠の御遷化に際しましては
御法縁を頂いてまいりました方々に
全く不十分なご報告しか出来てはおりませんでしたが
多くの皆様に直接、又は間接的に御焼香、御心配、御支援やご連絡を賜り
本当に有難うございました。衷心より感謝申し上げます。
この度、令和4年6月13日 14日
福井県大野市 宝慶寺にて
大本山永平寺第八十世 南沢道人不老閣禅師猊下が秉炬師を御勤め頂き
本葬儀を厳修させて頂くこととなりました。
大本山永平寺の会報誌『傘松』や、宝慶寺僧堂の会報誌『宝慶寺だより』等で
お知らせ頂きました。これまでの御法縁に心より感謝申し上げますと共に
改めて本葬儀の日程をお知らせさせて頂きました。
御法縁のある方々に御焼香頂けましたら幸甚です。
遺弟一同九拜
師匠に佛縁を頂いた遺弟
出家得度した佛弟子
1 中野 慈海尼
2 村山 木玄
3 佐藤 大信
4 京都府亀岡市 西光寺住職 高野 無涯
5 野路 宗照
6 圓岡 真源 寶慶寺徒弟
7 野原 眞承
8 アメリカ・ヴァーモント州 太白 西蓮 尼(昨年5月遷化)
9 加藤 英徳 京都府京丹後市 龍献寺住職
10 狩野 修道
11 成島 修智
12 上原 善秀
在家の佛弟子
1 山部 能宜 眞要 仏教学者 早稲田大学教授
2 小林 芙蓉 光蓮 書道家 芙蓉会
3 マイケル・一道 兵庫県立大学教授
4 池田 嘉代子 妙信 舞踊師範
5 越野 利栄 データシステム代表取締役会長
6 松浦 蓮舟
7 澤田 普文
宝慶寺だより 英訳文 Shinkai Yōitsu Daioshō in Memoriam